これをうけとって
これをうけとって、小浜兵曹長は、わがことのようによろこび、
「おい青江、司令官から感状だ!」
とさけびましたが、夢中に綱をわたっている青江三空曹には、きこえた様子もないのは、ざんねんでありました。
それにつづいて本隊からは、新手の攻撃機隊がいま現場にむかって急行中であるから、ここしばらくがんばるようにと、しらせて来ました。
小浜兵曹長は、本隊への連絡を、まずりっぱにしとげたわけであります。
そのとき彼は、急に気がついて、怪塔王のその後の様子はどうであろうかと目を上げてみますと、さあたいへんです。窓から半身をのりだして、手にもった磁力砲の砲口を、しきりに青江三空曹の方に向けているではありませんか。あっ、あぶない。